〇東西で同じ距離の2歳重賞 京王杯2歳S(G2)とファンタジーS(G3)が行われます。

京王杯2歳S(G2)は牡馬・牝馬混合戦で東京芝1400m。
ファンタジーS(G3)は牝馬限定戦で京都芝1400m。

先週は、東京芝1600mの牝馬限定戦 アルテミスS(G3)が行われました。
結果はノーザンFのワンツースリー。
1着 チェルヴィニア(サンデーR)
2着 サフィラ(シルクR)
3着 スティールブルー(シルクR)


また、来週は、京都芝1600m・デイリー杯2歳S(G2)、福島芝1200m・福島2歳Sも行われます。
この辺りとのメンバー構成など含め、おそらく思惑など入り乱れての2歳戦だと思われます。

下記はちなみに来週のデイリー杯2歳S出走馬見込み
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・牝馬が3頭出走する見込みとなっている模様。
・しかもその1頭は、木村厩舎×シルクRのイクイノックスコンビ、新潟の新馬でレコード勝ちしたカンティアーモが出走見込みに入っています。

今週は、アメリカでブリーダーズカップ開催。
トップ騎手など多数アメリカ遠征中。

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リーディング 1位ルメール、2位川田、4位戸崎、5位岩田望(負傷)、8位武豊(負傷)が不在。
ほか三浦・池添騎手もアメリカ遠征です。


また今週は福島含め三場開催。
各競馬場とも、ジョッキーがかなり不足していると思われます。

リーディング上位で残るは、
3位横山武、6位松山、7位坂井瑠、9位鮫島駿、10位西村淳騎手ら、そしてモレイラ!騎手に負うところは大だと思われます。
(松山騎手は、11月7日メルボルンC(豪州)騎乗で海外に飛び立つので、(日)午後から乗りません!)
(追記:岩田望騎手までJBCで負傷してしまいました!)

(土)は(騎手トップ20)
東京 横山武、モレイラ、菅原明、津村、田辺
京都 松山、坂井瑠、鮫島駿、西村淳、藤岡康、幸、和田竜、団野
という態勢です。


まずは、京王杯2歳S(G2)過去11年です。
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〇ほぼ前に行ったもの勝ち。中団より前目に付けたほうがよさそう。

〇関西馬優勢。来週にはデイリー杯が京都であり。
地元より遠征を選んだということはそれだけ勝負ということか。

〇重賞勝ち馬が勝ったのは一度だけ。
格を安直に信じないほうがよさそう。

そしてもうひとつ、ファンタジーS(G3)過去11年です。
無題
〇先週、2歳牝馬限定戦のアルテミスS(G3)が行われています。
このレースのレベルが、年々上がっており、それに比べるとやや落ちるメンバーか?

アルテミスSは桜花賞、そしてオークスまで見据えた馬が多そうだが、ファンタジーSは阪神JF、そして桜花賞を最大目標(オークスは目指さない)としてのメンバーが多いと思われます。

〇ここ2着までに入れれば、ほぼほぼ桜花賞出走可能。

〇重賞勝ち馬の優勝は1回だけ。

無題

●(土)東京11R 京王杯2歳S(G2)

〇ファンタジーSとW登録していた3頭が、牝馬限定のファンタジーSへ。
よって京王杯のみの登録であったコラソンビートが唯一の牝馬での出走となりました。

〇海外遠征のルメール騎手のお手馬は、津村・吉田豊騎手へ。
同じく海外遠征の戸崎騎手のお手馬は、横山武・北村宏騎手へ。

〇重賞1,2着馬3頭出走。
・函館2歳S勝ち馬・ゼルトザーム出走。
新馬戦はダート1000m。函館2歳Sはかなり馬場が悪化した重馬場でのもの。
切れが必要な東京でのここは試金石。

・小倉2歳Sの1・2着馬アスクワンタイム・ミルテンベルク出走。
ともに前走は強力な差し脚を発揮。
アタマ差決着ですし、両者の差はなさそう。
アスクワンタイムのために岩田望騎手が関東遠征。ミルテンベルクはモレイラ騎手にスイッチ。
やはりこの2頭は強力かと思いますが、問題はともに1ハロンの延長。

◎アグラード(津村・高柳瑞)

・キャロットF2頭出し。
先週のアルテミスSの1・2・3着馬は、サンデーR、シルクR、シルクRでの決着。
キャロットFの出走はありませんでした。
来週のデイリー杯2歳Sでは、強力なシルクRの馬も出走。キャロットFとしてはフルレゾンでこれに対抗する模様。
その狭間の今週、キャロットFは勝ちを目指してきたと思われます。
登録は3頭でしたが、牝馬のセントメモリーズは関西のファンタジーSに振って2頭勝負。

・2戦連続上がり33秒台前半。
新馬戦は3着に敗れていますが、余裕を持ち過ぎたか?外に持ち出すのが遅れて脚を余しての取りこぼし。陣営としては1戦多く使わされてしまった、との感想でしょう。
重賞でも充分勝負になると思われます。

・元はルメール騎手のお手馬。
関東の有力馬は基本ルメール騎手優先。その中の1頭。
チェンジした津村騎手はおそらくこのレースだけの代打騎乗。
次走以降に疲れを残さない、今後のために馬に教え込む、など特に考える必要もなく、思い切って乗れるでしょう。

その津村騎手ですが、遂に素質開花か?
過去の年間勝利は52勝がハイスコアですが、今年はもう51勝!
関東リーディング10位以内になかなか入れなかったジョッキーが、昨年9位、今年は5位にまで大躍進!
重賞14勝を挙げていますが全てG3。
G2初制覇の大チャンスです。

〇アスクワンタイム(岩田望→横山和・梅田)
兄ファンタジストは2018年の当レース勝ち馬。
兄弟制覇がかかります。


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●(土)京都11R ファンタジーS(G3)
10年ぶりにフルゲート18頭が揃いました。

ノーザンF勢4頭、社台F勢3頭、ノースヒルズ軍団2頭出しで来ました。
須貝厩舎も一気3頭出しです。

◎シュークリーム(団野・西村)

・フジワラフアーム2頭出し。
ノーザンFや社台Fなどの多頭出しは珍しくもなんともないが、フジワラフアームで2頭出しは相当なレアケースでしょう。それだけに勝負気配が漂います。

・松山騎手が選択しなかった馬だが…。
松山騎手はキャンシーエンゼルに騎乗するが、この馬は重賞3着馬。この馬が新馬を勝ったのは10月15日。このころにはキャンシーエンゼル騎乗はとっくに決まっていたのでしょう。止むを得ません。

団野騎手×西村厩舎は、ファストフォースで高松宮記念を制した黄金コンビです。

・単騎逃げの可能性も。
思いのほかスピードのある馬が少ない模様。
仮にば番手になっても、前走上がり33.8秒の脚もあり溜めもきかせられると思います。

新馬戦は重馬場でしたが、良馬場でよりスピードを見せてもらいたい。

〇クイックバイオ(西村淳・須貝)
須貝厩舎3頭出し。
川田騎手の代打で西村淳騎手なら申し分なし。

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