ちょっと前までは、ノーザンFのクラブ馬主の主力はあくまでサンデーRで、
キャロットFはサラリーマン向けのサブ組織、
と思ってましたが、イメージ的にはキャロットFの方が活躍しているような感じです。
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昨年暮れの有馬記念で、牝馬のリスグラシューがぶっこぬいたのは記憶に新しいところ。

キャロットファームのG1成績の一覧です。
レース日 G1レース名 優勝馬 性齢
2019/12/22 有馬記念 G1 リスグラシュー 牝5
2019/12/8 阪神JF G1 レシステンシア 牝2
2019/12/1 チャンピオン G1 クリソベリル 牡3
2019/6/23 宝塚記念 G1 リスグラシュー 牝5
2019/4/14 皐月賞 G1 サートゥルナーリア 牡3
2018/12/28 ホープフルS G1 サートゥルナーリア 牡2
2018/11/11 エリザベス杯 G1 リスグラシュー 牝4
2018/10/28 天皇賞(秋) G1 レイデオロ 牡4
2017/5/28 東京優駿 G1 レイデオロ 牡3
2016/6/26 宝塚記念 G1 マリアライト 牝5
2016/5/22 優駿牝馬 G1 シンハライト 牝3
2015/12/20 朝日杯FS G1 リオンディーズ 牡2
2015/11/15 エリザベス杯 G1 マリアライト 牝4
2014/11/30 ジャパンC G1 エピファネイア 牡4
2014/4/13 桜花賞 G1 ハープスター 牝3
2013/10/20 菊花賞 G1 エピファネイア 牡3
2011/12/18 朝日杯FS G1 アルフレード 牡2
2011/10/16 秋華賞 G1 アヴェンチュラ 牝3
2011/6/5 安田記念 G1 リアルインパクト 牡3
2008/11/23 マイルCS G1 ブルーメンブラット 牝5
2008/5/25 優駿牝馬 G1 トールポピー 牝3
2007/12/2 阪神JF G1 トールポピー 牝2
2006/11/25 JCダート G1 アロンダイト 牡3
2005/11/20 マイルCS G1 ハットトリック 牡4
2005/5/22 優駿牝馬 G1 シーザリオ 牝3
キャロットFのG1制覇は25回。
昨年のG1 5勝がすさまじい。

JRAのG1レースは26レース。その中で牝馬限定のG1レースは6レースのみ。

にもかかわらず、キャロットFのG1制覇25回中、13回が牝馬でのもの。
半分以上です。
はっきりとした牝馬優先主義です。

一口馬主では売れにくいでしょう(基本ダービーを目指したいから牡馬に出資したくなる)牝馬に力を入れていったのがお見事。
(最初はノーザンFも良い牡馬は出してくれなかったのかもしれませんが)
母馬優先権もいち早く導入して、牝馬の囲い込みを図ったのも成功してます。

牝馬出資から仔馬出資へ、牝馬出資から仔馬出資へ、を促すには、G1での牝馬の活躍が一番なのでしょう。
(シーザリオ出資からエピファネイアを手に入れるなど最高)

マリアライトが牡馬混合の中距離G1を勝ったのは、ほんとうに驚きでしたが、この一環でしょう。
また、リスグラシューが牝馬戦に見向きもせず、国内・海外の牡馬混合レースを使いまくり、勝ちまくりました。
キャロットF牝馬のG1レースは脅威。
そしてキャロットF牝馬の牡馬混合G1レースはますます脅威。

に思います。

キャロット牝馬のレシステンシア。
2歳牝馬チャンピオン、桜花賞2着馬がオークスを捨てて
牡馬混合のG1レースに出走。
間違いなく勝負です。


一口馬主の愉しみ (競馬道OnLine新書)
競馬道OnLine編集部
スタンダードマガジン
2014-06-26


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